2013年12月6日金曜日

習慣性からの脱却

試合やゲーム練習を見学していてよく見かける行動に「うしろへ追い込まれた時、カットやドロップを打って逃げるパターン」。
経験年数が長いわりに今一歩、伸び悩んでいる人達に比較的多いです。

こういった行動の殆どは習慣性…つまりクセによるものだと考えます。
特に中年女性に多く見受けられ、少々追い込まれただけですぐにネット前へ落としてきます。
その時のフォームを見ると一目瞭然で「バンザイしながら後ろへ下がり、アゴが上がったフォーム」となります。
そしてテイクバックもないままに伸び切った腕を少し前へ振るだけの簡素なスイングとなります。
これは身体よりも後方でインパクトとなるため内旋運動ができないためで、物理的にテイクバックがとれないのは仕方のないことです。

「追い込まれてるんやから仕方ないやん!」「ネット前に落とすのはアカンのか!」と叱られそーですが、更にお叱りを受けるのを覚悟のうえで申しますと・・・
前者は「あきらめ早すぎ」、後者は「バレバレのフォームで打っても意味ないんじゃ・・・」と考えます。
確かにそのような状況から奥へ返すことは非常にしんどいです。
でも、しんどいフォームを相手にさらして「ネット前以外」に打てたら・・・
多分相手はむやみにネット前へ入ってこなくなると思うんです。

相手の思考を二択(ネット前またはハーフ~奥)にできれば、こちらの状況も相当楽になります。
少なくとも一択(ネット前オンリー)と比較すれば雲泥の違いです。(^_^)v

だから・・・
「仕方ないから・・・」とあきらめずに奥へ返す手法にトライしてみて下さい。
ここで提案したいのは「回内運動だけで打ってみる」方法です。
「回内運動だけ」と云っても既に身体側へシャトルが食い込んだ状態ですからその動き(回内動作)も大きく取ることはできません。
でもあきらめずに奥へ飛ばすつもりで打ってもらいたいのです。
初めは飛びませんし、スイートスポットにも当たりません。
でもめげずに何度もトライしてみて下さい。
そのうちに何とな〜く飛距離や高さが伸びてきます。(^O^)

ハーフまで飛距離がでれば、しめたものです!
それだけで相手は前へ入るのを躊躇し始めます。