2014年10月3日金曜日

恵那山登山とプチ遭難(3)

前回(2)からの続きです。

さてさて、気を取り直して真っ暗な樹林帯を進みます。
15分程度で「対東沢」という沢を渡りますが、真っ暗なのでわかりません。。。

「多分この辺りだろうなぁ」と思える場所は通過しました。
残雪がけっこうあるのであたりは明るく感じられるようになってきます。

中の小屋跡(1,550m付近)

8:50 標高1,550m付近の「中の小屋跡」に到着しました。
既に太陽は高く昇って爽やかな日差しです。
ここを通過すると樹林が少なくなり開けてきます。

稜線は判りやすく、周りの樹林が少ないので非常に明るい尾根です。
もう少し高度が上がれば遠望も楽しめます。

今日は風もなく穏やかで、静かな一日になりそうです(^o^)

今までアイゼン無しで頑張って来ましたが、そろそろ限界です。
アイゼン装着してまた歩みを進めます。
 因みに今回はダブルストックにスノーバスケットを装着して登っています。
概ね100mを30分で登っていますので、なかなかいいペースです。

1,750m付近から稜線を望む
1,750m付近から中津川方面遠望

10:00 標高1,750m付近まで登ってきました。
中の小屋跡を過ぎてから立ち枯れが目立ってきましたが、この辺りでは顕著に
観られます。 鹿による被害なのでしょうか?
1,800m空峠

15分程度で「空峠(八右衛門の頭)」に到着します。
普通、峠は鞍部を指すものが多いですがここは小ピークにあたります。
地図上では1,801.5m地点になり、ピークを示す名称として「八右衛門の頭」と表示されています。

ここから先は広い稜線になり、マーキングも少ないです。 残雪のため踏み跡も判らないので、積雪期や残雪期は注意が必要です。
案の定私もこの付近からプチ遭難へと向かったと思われます。。。


物見の松
空峠から更に15分程で「物見の松」に到着しました。 時間をみると10:30です。

澄み切った空気で気持ちいいです。
「物見の松」と云うだけあって、素晴らしい景色が堪能できます。





物見の松より御嶽山遠望
北側正面には御嶽山のドッシリした山塊が映り美しいです。
右奥に見えるのは乗鞍岳でしょうか?
(方角的には北アルプス方面だと思うのですが・・・) 
ゆっくり大休止を取りたいところですが、
いよいよ残り時間は1時間30分程度と迫ってきています。
山頂まで到達するのはムリですが、せめて2000mあたりまでは登りたいので、がんばります。
この辺りの残雪量は目測でおよそ80cmありそうな気配で、看板も半分埋まっています。


「恵那山登山とプチ遭難(4)」へ続く
今回の山行ルート