今回はバドミントンにおける精神論的なお話です。
タイトルの「強気でいけ!」とは過去にペアを組んで2~3度試合に出場したことのあるAさんがゲーム中、私に投げかけた言葉です。
Aさんは私よりずっとバドミントン歴が永く経験豊富なプレーヤーです。
この言葉をかけられた試合が2度ありましたが、その時のシチュエーションが全く同じだったので「Aさんの思う『強気』とは何を指してんの??」とギモンを感じました。
他人の試合を観戦している時にもたまにそういった言葉を耳にしますが、その時の状況は私が言われた時の状況によく似ています。
「強気でいけ!」とか「弱気になるな!」とは『弱気になるな!強気でいけ!』の省略形を指します。
これは気持ちの持ちようを表した言葉であって、ショットの強弱を示すことではないと思うのです。
しかし、現実的には強いショットから弱いショットへ切り替えた時や弱いショットを連打している時などによく聞こえてきます。
ざっとその時のシチュエーションを挙げると
(1)スマッシュ3連打後に(更にスマッシュも打てる状況で)カットを打った時
(2)スマッシュ3連打後に(更にスマッシュも打てる状況で)カットを2連打した時
(3)スマッシュ2連打後(更にスマッシュも打てる状況で)クリアを打った時
上記に記載した内容は攻めのショットから逃げのショットに映るわけです。
でも、カットを打ったからといって決して逃げているわけではないんですがねぇ・・・。
「何度スマッシュを打ってもリターンされ、しんどいからカットを打った」のなら逃げのショットです。
しかし、スマッシュ2連打あるいは3連打により相手の状況が変わり、それを踏まえてカットを打ったのなら逃げのショットとはいいません。
「強気でいけ」という人達の多くは意外性やラリーの多様性はあまり重要視せず、ワンパターンなパワースマッシュ連打だけを望んでいるものと感じます。
これは「プレースタイルの違い」や「どのショットに魅了されているかの違い」。など個性に依存する部分なのでそれを曲げて自分スタイルに合わせてくれなどと強要はしませんが、逆に強要もされたくないものです。
では本来どういったシチュエーションで言うべきなのか・・・
(1)自分たちより1枚上手の対戦者との試合で自分のペアが「所詮、自分たちに勝ち目はない」など弱音を吐いた時
(2)自分たちがリードしていたにも関わらず追い上げられ20:20となり、このままの勢いで逆転されるのでは・・・と、こぼした時
(3)20:20まで追い上げられ更に相手サイドが得点し20:21で後が無くなった状況でジリジリと焦りが表面化した時
・・・・とこんな風に気持ちの持ちようが具現化した時だと思います。
しかしこの言葉はその響きから悪い受け取り方をされやすいです。
つまり、始めに書いたように「強打なショットで乗り切れ」的な意味合いにです。
で、結局無理な体勢からのスマッシュ連打やネット天ギリギリを狙ったドライブなどを多用したりで自滅する要因の元となりますし、普段より余計なリキみも生じさせてしまい、これでは本末転倒ですよねぇ。。。。
結論を云うとこのように誤解を招きやすい言葉は使わない方がいいと感じます。
それよりも「勝敗なんて気にせず、ラリー(ゲーム)を楽しもーぜェ~~♬♬」の方が余計な力も抜けて自由闊達に打て気持ちいい気がします。
甲賀市で活動している「どたバドくらぶ」のバドミントン日誌です 日夜上達を目指し練習や試合で感じたこと、 試行錯誤で見つけたことなど日々精進のあれこれを綴ったブログ
2014年5月10日土曜日
2014年5月4日日曜日
VOLTRIC ZF-Ⅱの塩梅(その1 スペック編)
2014年3月よりVOLTRIC-ZFⅡを使い始め2ヶ月程度経過したので、その使用感を掲載します。 まずはスペックですが下記の通りとなります。
[ラケット/カラー] VOLTRIC Z-FORCEⅡ / ブラック
[重量/グリップ] 4U(約83g) / 4G
[ガット/Lbs] YONEX BG66 ULTIMAX / 25Lbs
[出典:YONEX Webサイトより] |
また比較は今まで使っていたVT-80がベースとなりますし、年齢や筋力の違いにも当然影響されますので、あくまでも参考程度と考えて下さい。
【カラー】
カラーはマットブラックにメタリックブルーの幾何学模様です。
この模様や文字は細いラインで描かれているため、全然目立たないため遠目からはブラック単色にしか見えません。
今までYONEXが販売してきたラケットはカラフルな色使いが多かったので非常にシンプルなデザインです。
※このラケットを知らない人に見せて「YONEXから次期発売されるラケットのプロトタイプやで~」って云ったら信じてました。(勿論、ウソですよ(^o^)と説明しました 笑)
高校生の頃初めて買ったラケットで「BLACKEN」というのがあったのですが、それを彷彿させます。 ※「BLACKEN」はブラッキーと読みます(^O^)
【重量】
まずは重さですがVT-80と比較して僅かですがヘッドヘビーと感じました。
僅かな重みですがスイング時にどれほどの影響が出たのかは「その2」にて後述します。
【硬さ】
シャフトはYONEXラケット史上極細のシャフトとなっています。
「extra slim shaft」となりVT-ZFやVT-80の「ultra slim shaft」より更に細くなってるみたいです。
このシャフトもVT-80と比較して少々硬めのセッティングとなってます。
フレームの硬さは直接感じることができませんが、シャフトを介した間接的な感覚はいくばか硬くなっている気がします。
このフレームも余分な膨らみをそぎ落としてシェイプアップされています。
【打ち応え】
これはガットの種別や張力により大きくその感触は左右されると思います。
私の場合アルティマックスを25Lbsで張っていますので、パッツンパッツンで弾き返されるような感触は無いです。
このガットは柔らか系なのでネットやカットなど打った感触は柔らかな手応えを感じます。
力のある人にはコシの弱さに少々不満が出るかもしれません。 そんな場合はBG-65Pなど硬めのガットがいいかも知れませんね。
【グロメット】
従来のラケットに比べ連続グロメットが増えました。
この連続グロメットがけっこうイイ感じなんです(^_^)v 今回からの新機能なんですが、ホールとホールの間に「-型」の突起が設けられています。
僅かな突起なんですが、これがガット張り替えの時イイ塩梅でガットをズラしてくれます。
メイン用とクロス用のホールが独立している箇所がフレーム上部にありますが、このエリアのガット張り進めていくと、どうしても先に張ったメインガットがクロス用ホールの上に被さってしまい、クロスガットが通しにくくなります。
しかし、今回採用された「-型」突起のおかげでホールを塞いでしまうのを回避しています。
これはイイ!!(既にパテントは取っているやろね)
(その2 インプレッション編へ続く)
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