2015年7月16日木曜日

前向きなおとーさん その2

 おとーさんはどたバドくらぶに加入する以前から近所の体育館でバドミントンを体験していると話してました。
そのクラブでバドミントンの楽しさや悔しさを体験し、もっとうまくなりたいという思いから当くらぶへ通うことに至ったのです。

 何事においても一生懸命な人は常に何かを得ようとしているせいか、体全体からその雰囲気がにじみ出てきます。
おとーさんも同様で「必要なこと」を説明すると、空いた時間を利用して自ら「試行」や「体への刷り込み」を繰り返しています。
このような試みは一朝一夕に結果が出ない地道な練習ですが、非常に大切な練習でもあります。 こういったスキマ時間を使った練習を行っている人と行っていない人とを比較すると半年後、1年後に大きな差となって現れます。

 学生や20~30代の若い人達は体力も有り、練習量の増加も可能ですが、50代以上になると体力も落ち、瞬発力や反応力も鈍って若者について行けなくなります。
長年バドミントンを継続しているのにイマイチ伸びない人や、中高年から始めた人達の多くは年齢や経験値を理由に「勝てない」とあっさり諦めてしまうのです。
 中高年の人達に「勝てなかった理由」を問うと次のような回答がよく返ってきます。

①学生時からの経験者だから
②若くて体力差があるから
③経験値が自分より高い(年数が永い)から

 このような思いを心の内に秘めているようなら今以上にうまくなることも、一度負けた相手に一生勝つこともできません。
悲しいことですが、年齢を重ねる度にこのような「言い訳」をしてしまう傾向にあります。
言い訳をして自分自身を納得させてしまうと、それから先の伸展はありません。
でも、少し見方を変えて「他に何か方法はないだろうか・・・・?」と考えると伸びしろが生まれます。
そのような考えができると試してみる行為へと伸展します。
試してみてうまくできないと今度は修正し、もう一度試してみます。

 このような考え方は「循環型思考パターン」といい、伸びる人達はほぼ無意識に行っています。
循環的な表記をすると 「①目標⇒②意識⇒③実行⇒④結果⇒⑤修正」 を繰り返し行うことを指しています。
体力を20代に戻すことはほぼ不可能ですが、技術力を磨くことは何歳から始めても可能です。
技術力の中には効率よく動き、効率よく止まるなどの「フットワーク」も含まれます。

 おとーさんにはこれからも色々試してもらい、どんどんうまくなってもらいたいです。
だけど、あまりムリをし過ぎてハラハラさせられるのも私の精神衛生上よくないので、適度な脱力を織り交ぜ、いつまでもバドミントンを楽しんで欲しいと願います。 

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