2017年6月10日土曜日

基礎打ちでのショットの順番 その2(完)

 今回は「基礎打ちでのショットの順番」その2です。

前回、ドライブから始めるクラブが多いと書きましたが、厳密には「ドライブから始める人達」が多いことです。
なぜなのか・・・。  個人的に考えて下記にまとめてみました。

 1)過去から続いているやり方が暗黙的に継承されている。
 2)他の人のやっている順番を何となく真似ている。
 3)相手の要望に対応してつきあっている。

ザックリ、こんな感じでしょうかね。。。。


 さて今回はカット(ドロップ)以降の順番ですが、くらぶで重んじていることは「肩やヒジなどの可動域を徐々に拡げていく」ことです。
よって【2】ドライブとしています。
【3】プッシュ(プッシュレシーブ)でもよいのですが、相互の打ち方が変わる(プッシュする側とレシーブする側に分かれる)ため、できれば同じショットを交互に打ち合った方がよいかと考えてました。
よって必然的に【2】ドライブのあとは【3】プッシュ(レシーブ)へと繋がっていきます。

 次の【4】ネット(ヘアピン)は順番に悩みました。。。
【3】プッシュ(レシーブ)以降ならどこに入れても問題ないので、最後でもよいと思うのですが、私のプッシュスタイルは前後左右へ動き回ることが多く、体力を消耗します。
そのため一旦休憩のつもりで、この順番にしました。
  体力のある方なら【3】プッシュ(レシーブ)後にクリアやスマッシュも有りかと考えます。

 基礎打ちの終盤部は「肩・ヒジ関節の可動域を大きく拡げたショット」ため、クリアやスマッシュとなります。
よって【5】スマッシュとしましたが、クリアを先に行っても問題無いと思います。
そして最後は【6】クリアで締めくくります。
スマッシュ後は息が上がっていますので、クールダウンのつもりでクリアとしました。
最後にネット(ヘアピン)で終了する方は、私のクリアと同じ考えでクールダウンさせているのだと考えます。


 最後に各ショットで使う肩・ヒジの負担度合いと可動幅の違いをまとめてみました。

  [ショット]    [負担]  [可動幅]
①カット・ドロップ-------小~中
②ドライブ------------
③プッシュ------------
④プッシュレシーブ--------
⑤ネット-------------
⑥スマッシュ-----------
⑦スマッシュレシーブ-------
⑧クリア-------------

2017年5月27日土曜日

基礎打ちでのショットの順番 その1

お久しぶりです!!

 先日、「VOLTRIC-ZFⅡの塩梅(その2)」を3年ぶりに掲載して、とりあえずこのシリーズは無理やり完結させましたので、新たな話題を掲載します。

 まだ、公開はしていませんが、前々から溜め込んだ記事もたくさん控えております。
でも写真等の資料が不備な状況や執筆する時間が取れないため、掲載までこぎ着けないのが現状です。
言い訳がましいことを述べ、ホント申し訳ないです。。。(反省)


 さて、今回は「基礎打ちでのショットの順番」について感じた事をサラッと掲載しますね。
どこのクラブでも基礎打ちは毎回行っていると思いますが、ショットの順番はクラブによって様々です。
さすがに初っぱなからスマッシュ打つ人に出会った事はありませんが、結構多いのが「ドライブから」です。
で、いつも「なんでドライブからなんだろう?」と疑念を持ちつつも、ご要望に応じます。
この「ドライブから」は地域的なものなのか、或いは全国的なものなのかは不明ですが、私の住んでいる地域で「何から打ちますか?」と尋ねると「ドライブから」が圧倒的な数を占めます。

 因みに私の所属しているどたバドくらぶでは次のような手順で基礎打ちを行っています。
他クラブと比較して列挙してみます。

 【どたバド】    【Aクラブ】    【Bクラブ】    【Cクラブ】
 ①カット      ①ドライブ     ①ドライブ     ①軽いクリア
 ②ドライブ     ②カット      ②カット      ②ドライブ
 ③プッシュ     ③プッシュ     ③プッシュ     ③カット
 ④ネット      ④クリア      ④クリア      ④クリア
 ⑤スマッシュ    ⑤ネット      ⑤ネット      ⑤プッシュ
 ⑥クリア      ⑥スマッシュ    ⑥スマッシュ    ⑥ネット
                               ⑦スマッシュ

 どたバドくらぶ以外の3クラブを比較しておもしろいのは全て最後はネット→スマッシュで終わっているところです。(^o^) 
で、基礎打ちの始まりは・・・Cクラブは軽いクリアですが、他はドライブ始まりです。
ここでは3クラブしか掲載していませんが、その他クラブでもドライブ始まりばかりでした。

 どたバドくらぶではカットから始めますが、これには理由があります。
それは「手始めに肩・肘のならし運動から入る」という思想からです。
先ほどまで平常な状態から突然、肩や肘に負担をかけると、筋肉が硬直してしまい後々のパフォーマンスに影響が出てくると考えます。
ドライブは一気に振込み、そして急ブレーキをかけるが如く一気にストップさせるショットです。
この時肩や肘への負担だけでなく、腹筋、背筋、臀部筋も緊張します。

 筋肉は緊張すると硬くなり柔軟性は失われてしまいます。
バドミントンに限らずあらゆるスポーツは「如何に柔軟性を高めるか」が重要に感じます。
そのために上腕や前腕の筋肉を柔らかく引き延ばされるような動きである、カットやドロップから始める方が体には良いのでは・・・と考えます。
 他競技で例えると・・・
野球選手がいきなり遠投やフルピッチングなんてしませんよね?(^_^;)
また短距離選手がトラックに入るなり、いきなり100mダッシュもしませんよね。
考え方はこれと全く同じです。


 またカット(ドロップ)の打ち方にもひと工夫しています。
初めは体のひねり(半身状態)もほとんど入れず、「カットがバレバレの姿勢」で打ち、徐々にひねりを加えていきます。  そして後半はフェイントを盛り込んだフォームで打ち終えます。

 このように打ち始めから打ち終えまでに動きを追加していくため、どうしても時間がかかります。
そのためカット(ドロップ)のパートは他のショットに比べて長くとるようにしています。

次回はカット以降のショットについての順番について掲載します。

2017年5月2日火曜日

VOLTRIC ZF-Ⅱの塩梅(その2 インプレッション編)

  前回の投稿からすでに3年も経ってから続きを投稿するなんて・・・・。
今更、何を血迷ってるですかねぇ・・・・。 ほんと・・・・。

  中途半端に終わるのも何なんで、とりあえず形だけでも完結させておきます。
前述の通り3年間同じラケットを使い続けております。
その間に張り替えたガット数は概ね20~24となっています。
いつも使っているガットは約1.5ヶ月程度で切れてしまいます。 長くもっても2ヶ月が限界です。

  テンションは変わらず25LBSで常に張り上げていますが、ガット種別は「アルティマックス」か新しく発売された「エアロソニック」をその時の気分により変えています。
エアロソニックは0.61mmと極細ゲージなので、やはり長持ちしません。
早い時には1ヶ月で切れてしまいます。 トホホ (T_T)

  で、今回の話題となる「使い心地」ですが、非常にイイです。
自身のプレイスタイルに合致しているせいなのか判りませんが、他のラケットに心が引かれません。
「使い心地がイイ」と感じた部分を下記に列挙してみました。


(1)ウェイトバランスがイイ
   ヘッドヘビーなラケットなのですが、ヘッドウェイトを分散することで昔のヘッドヘビー
   ラケットのような重さを感じさせません。
   しかし、スイング後半にはヘッドの重さが伝わってきます。

(2)シャフトのしなりがイイ
   シャフトのしなりをうまく利用できるスイングができていれば、ヘッドトもそれに追従して
   しなります。
   このしなり具合と粘りががとてもよく、ヘッドの反発力を増幅してくれます。
   このため軽いスイングでもよく飛んでくれます。

  VOLTRIC ZF-Ⅱを使う前はVOLTRIC 80を利用していました。
今でもVOLTRIC ZF-Ⅱのガット切れた時の緊急用にVOLTRIC 80を利用する時がありますが、やはりタイミングがズレてしまい、スイートスポットを外したスイングになることが多々あります。
同じ系列のラケットでも特性が異なる証です。

  4~5回程度の試打に近い利用では細かな特性まで見いだす事は困難かと思います。
みなさんも新しいラケットを購入した時には短期間の利用だけで優劣をつけるのではなく、スイングタイミングをズラしたり、スイングスピードに変化をつけるなど、試してみて下さい。
そして、もうひとつ重要なことは、どんなラケットを使うにしても原理は同じなのですが、シャフトをしならせ、そのしなりの反発力を有効活用できなければ、ただ単に「ちから打ち」にしかなりません。
反発打ちとちから打ちの違いが体感できれば、しめたものです。

  またの機会に「シャフトのしなり」や「反発打ち」について記載したいと考えてます。

2016年8月6日土曜日

対動作でパワー向上(1)

日常生活の中でも物事をよく観察すると見えてくる事がたくさんあります。
ワンコ(犬)やニャンニャン(猫)などを飼育されている人も数多いと思いますが、このような動物達から学べる動作もたくさん隠れています。
動物の持つ「機敏性」「瞬発力」「跳躍力」などは、到底人が敵わない能力ですがその動作をマネて、能力を向上させることは可能だと考えます。

その動作のひとつに「対動作(ついどうさ)」というものがあります。
対動作とは「前後」「左右」「上下」とあらゆる方向に対照となる運動を行うことを指します。
具体的な例を示すと・・・・
(1)両手を左右に拡げる・閉じる
(2)脚を前後に開く・閉じる
(3)両手・両脚を使いジャンプする
 ・・・・などが対動作の動きとなります。

この動作をうまく利用できれば「反力(はんりょく)」が増大し、それがエネルギーへと変換されます。
反力とは「動作させたい方向の逆へかかる力」のことで、反発力もこれに含まれます。
この反力を利用できるか否かによって、パフォーマンスに大きな差がでてきます。
上記の説明ではいまいちピンとこないので、イメージしやすいよう「腕相撲の取り組み」を例にして対動作と反力を解説しますね。

子供の頃、学校の教室などで仲間達と遊んだ経験があると思いますが、もう一度思い出してみて下さい。
机を挟んで相手と対峙し、机の上に肘を立てお互いの手の平をガッチリ握り、かけ声と共に相手の腕をねじ伏せるべく対戦したことと思います。
この時、もう片方の腕はどうしていましたか? ヒザの上においてましたか?それとも机の縁(ヘリ)を押さえていましたか??

片方の腕はどこに置いていても腕相撲をすることはできますよね。
でも、力の入り具合はどうでしょう・・・、同じでしたか?
ふたつを試してみれば結果はすぐわかると思いますが、10人中10人共「机の縁を押さえる方が力が入る」と答えるハズです。
これが「対動作」と「対動作による反力」なのです。

若い人達は反力を少々利用しなくとも、筋力があるためにそれをエネルギーへとをうまく変換できますが、中高年層や熟年層になると誰でも筋力は低下してきます。
「トシだから若いモンに負けて当然!」だとか弱音を吐かず、「それを補うためにはどうすればいいか?」とプラス思考で考えてみて下さい。
練習の成果で反力がうまく活用できるようになれば、今まで歯が立たなかった「今時の若いモン」にも肉迫できるかもしれません。 (^_^)v

次回は腕相撲を例にした対動作と反力についてもう少し詳しくみていきます。
「対動作でパワー向上(2)」へつづく

2016年7月28日木曜日

動くための工夫(3)


「動くための工夫(2)」からの続きです。
今回はその3回目で最終回です。

前回、「着地する際は抜重前の開脚幅より更に開脚して着地する方が良い」と述べました。
また「開脚方法は下記の3種類ぐらいに大別できる」とも書いたと記憶しています。

【 3種類の開脚方法 】
(1)サイドbyサイド型-----大きく左右に開く。
(2)トップ&バック型-----大きく前後へ開く。
(3)ダイアゴナル型-----対角線的にななめへ開く。

[図-1] 3種類の開脚方法









[3]着地そして移動

過去から現在に至るまでいろいろ試したところ、ダブルスで効果のあった開脚方法は
ズバリ!! ダイアゴナル型でした。
ただし、先に断っておきますがダイアゴナル型以外がダメなわけではありません。
それぞれのシチュエーションによってはサイドbyサイド型やトップ&バック型が効果的な場合もあります。
つまり、ダブルスのゲーム全般において、ダイアゴナル型の頻度が他の型に比べて高いだけです。

因みにシングルスの場合はダイアゴナル型だけが突出して多くなりません。
それはダブルスに比べ移動量が多い事と移動方向に関係があると考えます。

ではなぜダイアゴナル型が有利なのか・・・?
それは「横方向の移動よりも縦方向の移動の方が圧倒的に多い」からです。
例えば自陣側が敵陣側センター奥にロブを上げたとしましょう。 当然、敵陣側からのスマッシュを想定して、自陣側はサイドbyサイドの陣形をとりますよね。
サイドbyサイドになるということは、ひとりでコート半面分を受け持つことになります。

[図-2] サイドbyサイド時における受け持ち範囲
この状況を図示したら[図-2]のような状況です。
プレーヤーAが受けも持つ概ねの範囲はピンク色に着色した部分となります。同様にプレーヤーBは無色部となります。
この時各プレーヤーの横方向に対する受け持ち幅は約3.05mとなります。

この程度の距離でしたら、サイドライン際に打ち込まれても片足をスライドさせるだけで、十分対応可能です。
つまり体全体を移動しなくともシャトルに触れることができますよね。
しかし、ネット際いっぱいにカットを打たれたり、バックバウンダリー際へドリブンクリアを打たれると、縦方向への移動が生じます。

仮に自陣コートの中間部に居たとしても、前後ともに概ね3.35mの距離があるため(6.70m÷2)、移動するには少なくとも2歩必要となります。
たった2歩のことなのですが、足つき如何によっては移動が遅れてしまい、ノータッチを取られてしまうこともあります。

ダイアゴナル型開脚での利点は次の通りです。
(1)効率的な反力の利用
(2)下半身のひねりが加わり、移動方向へのスムーズな誘導

(1)に関しては、別記事「対動作でパワー向上」であらためて執筆します。
(2)については足が前後ななめ方向に広がることにより、右腰が前方向へ、左腰が後へ引かれるため下半身は半身(はんみ)になります。
コート上で移動するには「行きたい方向へ肩(腰)を向ける」ほうが素早く動けます。
ダイアゴナル型開脚によって、着地と同時に下半身が半身となっているため、上半身も追従しやすくなります。
つまり、前方向へ右腰・右肩が向きやすく、移動がスムーズになります。
では、後方向への移動はどうなのかと云うと、下半身が半身となっているため反力が効率利用できるため、こちらも問題なく移動できます。
(※反力については別記事で記載します)

尚、着地時に注意してもらいたいことは、[図-1]のようにつま先がまっすぐ前を向いた(上半身の向いてる方向)着地とはなりません。 (稚拙なイラストで申し訳ないです・・・)
正しくは右足(前足)、左足(後足)とも左斜め方向へ向いた形で着地となります。

もうひとつは[図-1]の図示は右利きの人が行った場合の図となっています。
左利きの人は左右が逆転した形となります。(当たり前ですが・・・)

「動くための工夫」はこれで完結ですが、既にダイアゴナル型で着地している方はつま先の向きや開脚方向など更に工夫を加えてみて下さい。
更に効果が望めるかもしれませんよ。
ダイアゴナル型以外の人は一度試してみて下さい。
特にサイドbyサイド型開脚の方は、動き出しが楽に感じられる事と思います。