2011年7月6日水曜日

中心視と周辺視そして俯瞰視(3)

前回、周辺視とはどのようなものかを説明しましたが、今回は周辺視を使った情報収集について解説します。

周辺視で見えてくるモノに「配置」「挙動」「色」などが挙げられます。
逆に見えないモノは「表情」「目の動き」「ラケットの種類」など細かい事柄はわかりません。 詳細を知りたい場合は中心視で見るしかないのです。

尚、中心視だけで見るとか周辺視だけでぼんやり見つめるといった、単体だけの見方をするのではなくできるだけ両方を使うことです。 但し、状況によっては単体での見え方になる場合も存在しますが、ここで云う「周辺視で見る」とは「中心視+周辺視」と考えて下さい。

それでは実際にどのような使い方(見方)をするのか説明します。
2:2でお互いドライブを打ち合っている場面をイメージしてみて下さい。
ドライブではいつもボディめがけて打ち出されるとは限りません。 時には二人のセンターを狙ってきたり、サイドライン寄りに打ってきたりと様々です。
その時、相手から打ち放たれたシャトルを注視すると思いますが、その先には相手の姿がぼんやり視野の中に映っているはずです。 つまり中心視でシャトルを追いつつ同時に周辺視で相手の今の状況を見るのです。

初めはうまく情報が得られないかも知れませんが、慣れてくると相手のラケットの位置や一歩だけの動きも判るようになります。
その状況に合わせて返球する方向を変えたり、予定していたショットを変更すれば相手が予想していたものと異なるため、ノータッチを取れたり、出遅れたりと、自サイドに有利な展開へと繋がっていきます。
ドライブの場合は飛んでくるシャトルと相手コートがほぼ同一視線上にあるため、比較的容易に見ることができるはずなので、練習の手始めには良いかと思えます。

続いて、ハイクリアーやドリブンクリアーなど高めに揚げられたシャトルの場合です。
高い位置からシャトルが落ちてきますので当然、顔をあげて眼も上を向いています。
視野の隅々まで探しても相手の姿は見当たりません・・・。
このような時にはすばやく落下点下に入り、素早く相手コートを見ます。 つまり一度シャトルから眼を離すのです。
注意すべきことは相手コートを見るのはほんの一瞬だけです。 いつまでも見ているとシャトルを打つタイミングを逃してしまい、空振りやミスショットへと直結します。

瞬間的に見ますので、全体がぼけた状態で映る時もあれば、たまたま相手ペアのひとりにピントが合い、それ以外はピンボケで映る事もありますが、どのような見え方をしても構いません。
大事なことは瞬間視をするという行為なのです。
この瞬間視で得られる情報は下記のようなものです。
(1)ペア相互の位置関係(誰がどちらにいて、お互いの左右距離や前後関係)
(2)大まかな構え方(ラケットの位置やフォアまたはバックで構えているのか)

これだけ判れば「どこに何を打つべきか」判断できることと思いますので、どのタイミングで瞬間視すればよいか何度も練習して習得して下さい。
尚、ゲーム中どうしても中心視&周辺視が使えないような厳しい状況になることがしばしばあります。
そのような状態に追い込まれたらどうすれば・・・。
そんな時は次回お話しする俯瞰視(ふかんし)を利用します。

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