2011年5月5日木曜日

「考えるバドミントン」について考えてみた(その2)

『「考えるバドミントン」について考えてみた(その1)』から1年以上経過したんですね・・・。
何とも申し訳ないことです・・・ 時の経つ感覚が他の人より早く思えてならないです(もっと時間が欲しいです)
グチを云ってても時間が増えるわけではないので、がんばって更新していきます。

前回(その1)では「(0)循環型試行回路」と「(1)目標」について書きましたので、今回は「(2)意識」からです。・・・が、循環型試行回路ってナニ??って思われてる方に少しお復習いを・・・。

「循環型試行回路」とは
どんなスポーツをするにも「決まった思考パターン」があると考えます。 
それは①目標、②意識、③実行、④結果、⑤修正の5つのイベントで構成されており、①→②→③→④→⑤の順番で実行していきます。
⑤まで達成すると「新たな目標」として①に戻り、その後も⑤へ向かって繰り返される回路です。 
(注記)これは陰陽師が勝手に表現した名称で、正式な表記があるのかも知れません。またイベント名や内容についても他の表現なのかもわかりません。
「ある技術」をマスターするために自分自身が行ってる手法をイベントとして考えると、大まかにこのような循環サイクルで物ごとを捉えている気がします。

(2)意識 
「目標」が定まったらそれを達成するための「意識」をしっかり持たなくてはなりません。
でもこの「意識」が案外難しいものなんです。 本当にしっかりした意識が持ていないと次の実行へと繋がらないからです。
また、「何に意識すればよいのか」も曖昧だったりズレていると違った結果へと進んでしまいます。
分かり易いように具体例をあげてみますね。

■ バド歴1年のA君はフォア奥からのスマッシュ(ストレート)、クリアー(ストレート&クロス)、ドロップ、カット(クロス)が難なく打てています。
同レベルの人達と対戦中カットを繰り出すとノータッチで決まることが多く、A君にとってカットは得意ショットのひとつです。
でもバド歴5年の人達と対戦すると得意のカットも全て返されてしまいます。それどころか時にはプッシュまで・・・・(泣) ■
■ 対戦後、相手にカットの意見を聞いてみたところ ①体が半身になっていない ②テイクバック(バックスイング)がない と指摘されました。 ■

上記の内容からA君の目標と意識が決まりましたよね!
つまり、「目標」=フェイント(騙せる)の効いたカットの習得。そして、「意識」=半身になることとテイクバックをとることです。
たまに「もっとフェイントを効かすことを意識して打ちなさい」と聞くことがあります。これだと「目標」と「意識」がゴチャ混ぜになり、何に意識を集中すればよいのかわからなくなります。
「意識」には具体的にやるべき事を掲げるほうがよいと考えます。

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